保険証(全員)、お薬手帳(お持ちの方)
- ※保険証は、月初めには必ずご提示ください。
よくある症状から小手術まで
皮膚科専門医が幅広く対応します。
私がまだ医学生のころ、「いつまでにどうなったらまた来てくださいね」と具体的に指示をしてくれる医者が良いと患者さまに言われてから、クリニック開院までの13年間、常にそれを心掛けて診療してきました。そのおかげかわかりませんが、良くなった方も、なかなか良くならない方も、私を信じて頼って通い続けてくれる患者さまと出会い、恵まれてきたように思います。
これからもスタッフ一丸となり、「親しみやすい雰囲気、具体的な指示、わかりやすい説明」を、徹底してまいります。
副院長・皮膚科専門医 大口 亮子
皮膚疾患はときに深部へ及び、骨にまで炎症が起こることがあります。また、骨の変形が痛みの原因の場合もあります。整形外科とのダイレクトな連携により、レントゲンで骨病変の有無の検証が行いやすく、またご自身の足にあった義肢装具や靴を作りたいなどの希望にも対応いたします。
アトピー性皮膚炎は、遺伝的になりやすい体質に加えて、さまざまな病因が関係して発症します。悪化要因や、重症度はひとによってさまざまです。当院では、アトピー性皮膚炎と診断するところから重症の方までの治療に対応しております。これまでアトピーと言われてきた方でも、ほかの疾患を疑う場合、血液検査や皮膚生検を行うこともあります。治療としては、外用治療、紫外線療法、内服治療、漢方薬などを症状にあわせて組み合わせて行います。難治性の重症な方では、デュピクセントやリンヴォックなどの治療も当院で開始が可能です。ご相談ください。
以前は、赤く腫れた炎症性のにきびだけが治療の対象で、多用されていた抗菌剤の外用薬には耐性菌も出てきています。一方、最新のにきびの外用剤は抗菌剤ではないタイプで、毛穴の皮脂のつまりを取り除いていくなど進化しています。症状がひどい場合、抗生剤内服、ビタミン内服薬や漢方薬なども併用することがあります。また、にきび肌のスキンケアやにきびがひどいときのメイクアップのコツなどもアドバイスします。自分でつぶしてしまってにきび跡が目立つようになる前に、ぜひ受診してください。
一過性に、虫刺されのような赤みを伴うふくらんだ皮疹が現れる病気です。発症のメカニズム、出現の誘因、皮疹の特徴は多岐にわたり、いろいろな種類のじんましんがあります。原因や誘因が不明で1カ月以上続くものは「慢性じんましん」と呼ばれ、最も多くみられます。抗ヒスタミン薬内服が基本的な治療となりますが、同じ薬でも効果には個人差があり、約2週間を目安に効果の判定をします。当院では、抗ヒスタミン薬以外の補助薬のほか、漢方薬も併用することがあります。
皮膚科でとてもよくみられる疾患です。女性、水仕事に従事、アトピー性皮膚炎、職場での接触皮膚炎、若年者などが手湿疹をこじらせやすいと考えられます。しかし、適切な予防対策や治療を受けることにより、発症や重症化を避けられます。当院では重症・難治性の部位に紫外線療法を行うこともあります。
液体窒素をスプレー状にして噴霧します。ウイルス性のイボ、脂漏性角化症、軟性線維腫などのできものの治療に保険適応があります。
308nmの波長に限定した紫外線を出力できるターゲット型エキシマライト「セラビームミニ」を導入。いわゆるナローバンドUVB療法として、乾癬、掌蹠膿疱症、尋常性白斑、アトピー性皮膚炎などに保険適応があります。
皮膚のできものなどを10~20倍に拡大して観察できる特殊な機器です。皮膚表面に光線を照射し、その乱反射を防止する仕組みにより、表面だけでなく肉眼では見えない真皮や血管の様子を見ることができ、良性か悪性かなどの診断にも役立ちます。
赤色LED(発光ダイオード)を照射する、厚生労働省の承認医療機器を導入しました。炎症性のにきびなど疾患により、保険適応が可能です。照射中はまぶしさを感じる程度で、痛みやダウンタイムのない穏やかな治療です。赤色LEDには細胞内ミトコンドリアの活性を促進、線維芽細胞活性によるコラーゲン・エラスチンの生成を促進させる作用があります。
手足の多汗症の保険適応の治療です。水道水につけた電極にタオルをのせて患部を浸し、微弱な電流を流すことにより、汗の生成を減らす治療です。回数を重ねるごとに改善が見られてきます。最初は週1回で行うことがおすすめです。症状に合わせて治療間隔をあけていきます。痛みはなく、小さなお子さんでも治療が可能です。ペースメーカを使用している方、妊娠中の方は安全のため治療ができません。
皮膚科専門医が皮膚外科にも対応いたします。
基本的には保険適応ですが、患者さまが美容・整容面で希望されるほくろの切除などの場合、
自費診療となることがあります。費用の説明は事前にいたしますのでご安心ください。
感染を起こした粉瘤や皮下膿瘍などを、患者さまの同意を得たうえで、局所麻酔(場合によっては使用しないこともあります)後に切開して膿を出します。手術当日は入浴不可となります。傷がふさがるまでは数週間以上かかることもあります。傷跡が残ります。
全身の健康状態や、出血傾向・アレルギーの有無などから、当院で手術可能と判断した患者さまに対しては、希望に応じて皮膚腫瘍の切除も行います。安全な体制で臨むため、基本的には診察当日ではなく、事前に採血や超音波検査などを行い、手術日は予約にて承ります。巨大なものや悪性(がん)であると診断した場合には、連携先の大学病院や総合病院へ紹介いたします。
テーピングやクリップによる矯正などの保存的な治療でうまくいかないケースや、化膿を繰り返してしまうケースでは、保険適応にて外科的治療(趾ブロック麻酔後、原因となっている爪の部分を切除し、薬剤によって生えてこないように処置をする方法)をお勧めすることがあります。なお、手術しても再発することや、爪の変形が起こることもあります。
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