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    ピコレーザー導入しました✨経過写真あり

    カテゴリ: 美容皮膚科 皮膚科

    投稿日時:2025年01月15日

    • こんにちは!

    名古屋市天白区、名東区、日進市の境目にある、整形外科、リハビリ科、リウマチ科、皮膚科、美容皮膚科クリニック、
    梅森台レオ整形外科・ヒフ科 副院長の大口亮子です。

     

    ついに当院でもシミ取りレーザーの最高峰であるピコレーザーを導入しました👏

    Qスイッチレーザーで取れないような薄いシミに効力を発揮してくれます🤩

    (それだけじゃなく、肝斑やくすみ、ニキビ痕や毛穴、小じわやたるみにも効果的です。

    写真もあるので最後までぜひ読んでください🙇‍♀️)

     

    まず、ピコレーザーとは何かを解説していきます☝️

     

    ピコレーザーは、レーザーの照射時間がピコ秒(1兆分の1秒)という極めて短い時間で行われます。

    (ちなみにQスイッチ=ナノ秒なので、ピコはさらに1/1000に短縮された「超⭐️短波長」です)

    この短い照射時間により、メラニン色素(黒)を効率的に破壊することが可能です。

     

    どう効率的なのか?といいますと、

    Qスイッチはレーザー光がメラニン色素に吸収されて「熱破壊」を起こしてシミを剥がす治療であるのに対し、

    ピコは「熱破壊」だけでなく、「衝撃波」によってメラニン色素を細かく砕くことができ、周囲の組織に余計な熱ダメージを与えることなく、メラニンを破壊できます。

     

    熱破壊だけに頼っていないので、メラニンが少ないいわゆる「色が薄いためQスイッチでは反応しにくいと予想されるシミ」にも効果を発揮できるのです🌈

     

    さらに、Qスイッチと比較して良い点として、照射時間が短いため、周囲への熱ダメージが少なく、ダウンタイムが短いです。

     

    • シミが反応してかさぶたができることはありますが、テープを貼る必要がありません!!

    私自身も、デモで受けてもらった方も、1週間くらいでかさぶたが取れ、シミがその後薄くなりました🥰

    • (Qスイッチのようにかさぶたがベロっと剥がれる変化というよりは、元より少し薄くなってその後に皮膚内で砕かれたメラニン色素が貪食されて綺麗になるまで1−3カ月かかるような感じです)
    • テープが不要なので、メイクももちろん当日からできますし、
    • かさぶたがあってもコンシーラーで隠すことができますよ😊
    • Qスイッチでのシミ取り放題(テープだらけになります😢)よりも日常生活が送りやすいですね!
    • もちろん、スポット照射以外にもピコレーザーによる治療があります。
    • 全体的に弱めにまんべんなく照射するピコトーニング❤️では、広範囲にわたる色素沈着やくすみや肝斑に対して優れた効果を発揮します😆
    • 回数を重ねることで、シミの色が少しずつ薄くなり、肌全体のトーンが均一に整っていきます。
    • ピコフラクショナル🧡は、ノンアブレイティブフラクショナルレーザーによって皮膚に無数の微細な穴を開けていきます(目には見えない穴です・出血もしません)。
    • 肌の再生過程を利用して、ニキビ跡の改善や、毛穴の縮小効果が得られます。
    • コラーゲンとエラスチンの生成も刺激するので、肌の弾力やハリも改善され、小じわやたるみにも効果的です🤩

     

    当院でおすすめなのは、これら全てを1日でまとめてできる🫶ピコトリプルコース!!🫶

    多くの方に受けてもらってみて、ピコの良さをしってほしいです。

     

    トーニングとフラクショナルを組み合わせる「ピコダブルコース」も

    スポットでのシミ取りが必要なければおすすめです!!

     

    当院で導入したピコレーザーは「ピコシュア」です🌈

    厚生労働省の承認機器でもあり、承認機器の中では唯一の755nm波長を使用したピコレーザーなのです。米国のFDAの認可も受けております。

    安全性と効果がきちんと認められた機械です。

     

    755nm(アレキサンドライトレーザー)であることのメリットは、

    他の波長と比較してメラニン色素(黒)に吸収率が高く、ヘモグロビン(赤)への吸収率が低いので、シミへの反応が高く、血管へのダメージが少ないことが特徴で、日本人の肌に適しています。

    日焼けした肌や、かなり色黒の場合は安全のため照射できませんのでご注意ください🙇‍♀️

     

    最後にピコシュアによる私自身のシミ治療の1週間の経過です!無加工です!

    (ちなみに以前自分でQスイッチを当てましたが反応せず諦めていた薄いシミです)

    ピコトリプルもやったので、顔全体の毛穴も少し改善して、全体的なトーンアップも実感ありました😘

    最後まで読んでくださってありがとうございます😊

     

    1枚目 照射直前 毛穴恥ずかしい・・

    2枚目 照射直後(DAY0)スポット照射のところがやや黒くなっています

    3枚目 照射後(DAY5)かさぶたできてますが、全体的に肌が明るく毛穴が引き締まった感じ

    4枚目 照射後(DAY7)かさぶたがとれてシミが薄くなっています

     

     

    乾癬の治療①<オテズラ>

    カテゴリ: 皮膚科

    投稿日時:2024年11月13日

    • こんにちは!

    名古屋市天白区、名東区、日進市の境目にある、整形外科、リハビリ科、リウマチ科、皮膚科、美容皮膚科クリニック、
    梅森台レオ整形外科・ヒフ科 副院長の大口亮子です。

     

    今日は「乾癬」という病気の治療について、

    乾癬の内服薬「オテズラ」と絡めて、紹介していきます。

     

    乾癬は、特徴的な皮疹から、皮膚科専門医であれば診断することは比較的簡単です。

     

    私自身は皮膚科専門医でもあり、

    名古屋市立大学皮膚科の大学病院で乾癬の入院患者さんを多数担当させていただきましたので、

    診断することにあまり迷いはありません。

     

    ですが、近年流行ってきている「梅毒」やその他の皮膚病と鑑別が難しい場合には、

    採血を行ったり、皮膚生検といって皮膚を少しだけ切除して病理検査に出し、

    まずは乾癬かどうか診断を確定させる必要があります

     

    乾癬は、一見すると皮膚だけの病気に見えますが、

    体の中で起きていることは

    免疫バランスの異常(炎症性サイトカインやT細胞などが過剰に働いている)

    です。

    それにより、皮膚は粉をつけた状態で厚くなり、赤み、痒みなどの見た目を呈します。

     

    そして、その免疫バランスの異常が体内で長引くことによって、

    皮膚だけでなく、全身の臓器(心臓、脳、関節、腸など)にも影響を及ぼしてしまい、

    将来、心筋梗塞や脳卒中を発症するリスクが高くなると報告されています。

     

    当院では、まずは外用薬での治療をスタートし、

    治りにくい部分があれば、光線治療(紫外線照射:保険適応)も行うことがあります。

     

    そして、それでもコントロールが不良な場合(目安は最後の方に書きますね)や、

    爪や頭の症状が強い場合には、オテズラ内服をまず薦めています。

     

    「オテズラ」は、PDE4阻害内服薬であり、注射剤ほど高額ではありません。

    ※目安として、3割負担の患者さんで1ヶ月分のオテズラで17000円弱

     

    オテズラには、免疫バランスを「調整する」作用があります。

    大事なのは、「免疫抑制」ではなく、調整なので、

    免疫が抑制されるような副作用がありません。

    飲み始めの2〜4週間程度に、下痢や吐き気、頭痛などの副作用が起こることがありますが、

    ほとんどの方では、整腸剤や吐き気どめで対応できます。

     

    効果が出るまでには、個人差があり、

    最初からよく効く人と、数ヶ月経ってから効いてくる人とあります。

    残念ながら無効な人も10%くらいあります。

     

    禁忌としては、妊婦・授乳中の方です。

    高齢者でも安全に飲めるところが、推せる薬⭐️です。

     

    ちなみに「コントロール不良ってどの程度か?」

    その疑問が、先日のオテズラの勉強会で明らかになっていました。

    だいたいの目安として「外用薬を1日10〜15分以上かけて塗っている」

    「4週間経っても、治療満足度が低い(症状、精神的、肉体的、社会的)」など。

     

    個人的には、「外用塗る時間がたくさんかかる」ということ自体、

    コントロール不良と捉えるべきなのだということに気付かされました。

    医者はくすりを塗る所要時間まで聞くべきだったのです。。

    まだまだ未熟でした。。。

    忘れずに聞けるかしら・・・😅

    これを読んだ乾癬の患者さんはぜひ塗る所要時間を申告してください!!

     

    ちなみにですが、

    これまでは、外用で全くコントロールできない重症な乾癬の患者さんで、

    分子標的薬(注射薬)をおススメする場合には、

    CT検査が必要になるので、大学病院などへ紹介していました。

     

    しかし、この度、皮膚科学会による「乾癬に対する注射の導入施設基準」が緩和されたため、

    当院も届出を行い、

    ILー17、ILー23製剤については、注射薬の導入も行うことが可能となりました。

    胸部CT検査は近隣の病院で受けていただくことにはなります。

     

    それでは、長くなりましたが、

    最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

     

    乾癬の治療にお悩みの患者さんは、ぜひご相談ください。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    第3回元気朝市

    投稿日時:2024年11月13日

    こんにちは!

    名古屋市天白区、名東区、日進市の境目にある、整形外科、リハビリ科、リウマチ科、皮膚科、美容皮膚科のクリニック、梅森台レオ整形外科・ヒフ科の大口怜央です。

     

    1年前から始まった「元気朝市」の秋の部が本日開催されました。今回で3回目ですが相変わらずの曇天でした。でも今回も開催時間中雨は降らず無事に開催されて良かったです。

     

    今回はショップの数が増えて規模も拡大され当日楽しみにして自分も会場にかけつけました。迷惑にならないよう終わり掛けの時間に行ってみましたが到着してびっくり、売り切れ続出でもうほとんど残っていないではないか…!とれたて野菜のお店はもう閉店しており、パン屋さんも売り切れ、見かねた幹事の方から食パンをゆずっていただけきました。ありがとうございました!(もちろんお代はお支払い)

     

    最後は皆さんと記念撮影 今回もいいイベントになり大成功のようでした!運営部の皆さんお疲れさまでした!

     

     

     

     

     

     

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    新しい治療外用薬<ブイタマークリーム>

    カテゴリ: 皮膚科

    投稿日時:2024年10月17日

    • こんにちは!

    名古屋市天白区、名東区、日進市の境目にある、整形外科、リハビリ科、リウマチ科、皮膚科、美容皮膚科クリニック、
    梅森台レオ整形外科・ヒフ科 副院長の大口亮子です。

     

    今日は、10月29日から処方が開始できる、新しい外用薬「ブイタマークリーム」

    についてご紹介します。

     

    こちらは、一般名は「タピナロフ」

    作用機序は、できるだけ簡単にいうと、

    皮膚の細胞内にある芳香族炭化水素受容体(AhR)にタピナロフがくっつくことにより受容体を活性化させ、さまざまな遺伝子・タンパク質の発現を調整し、

    皮膚の炎症を抑えたり、バリア機能を回復させる作用を引き起こします。

     

    適応となる疾患は、なんと!!

    アトピー性皮膚炎と尋常性乾癬のどちらにも、です🤩

     

    ステロイドではない(含まない)抗炎症作用のある外用薬としては、

    アトピー性皮膚炎にはプロトピック・コレクチム・モイゼルトがありますが、

    尋常性乾癬では、初めての外用剤です⭐️

     

    尋常性乾癬のこれまでの治療外用薬には、

    マーデュオックスやドボベットがありますが、

    ステロイドが配合されているので「長期に外用」することにより、「塗り方によっては」皮膚が菲薄化してしまうのが難点です。

    (あえて「」つけたのは、これらを使うことを否定しているわけでは全くないからです)

     

    ブイタマークリームは、

    アトピーや乾癬に対する抗炎症作用だけでなく、

    皮膚の保湿因子を増やす作用があり、バリア機能の改善にもなります。

    なので、保湿と混合せず、単剤での使用がまずは推奨されます。

     

    軟膏ではなく、クリーム製剤なので、伸びがよく塗りやすいのが嬉しいです😊

     

    しかも1日1回の外用でいいのです🙌

     

    アトピー性皮膚炎では12歳以上から、

    尋常性乾癬では15歳以上から使えます。

     

    妊娠・授乳中は禁忌ではなく有益性投与となっています。

    ちなみに、有益性投与とは、使用することが「リスク<有益」である場合は投与しても良いということです。

     

    副作用としては、疾患にもよりますが、ニキビ、かぶれ、頭痛などが起こります。

    頭痛についてはなぜかアトピーの患者さんの方が起こりやすい様ですが、

    1週間程度で落ち着くことが多いそうです。

     

    製剤見本を塗ってみました。

    私個人の感想ですが、

    匂いはほぼ無臭 ベタつきほぼ無し 一瞬ほんの少しピリッとした気がしますが1分後にはなんともありませんでした。

     

    画像がでっかくなってしまってごめんなさい🙇‍♀️

     

    29日から処方開始できます。

    新しい薬なので金額が高めです・・・3割負担の方で1本15gで自己負担額が1500円程度です。

    1日1回の外用で良いこと、

    保湿は無しでも良いこと、

    そのあたりで費用対効果を実感できると良いなと期待しています。

     

    では最後まで読んでいただき、ありがとうございました🫶

     

     

     

     

    わき汗ボトックスを期間限定割引価格で行います

    カテゴリ: 美容皮膚科 皮膚科

    投稿日時:2024年07月14日

    こんにちは!

    名古屋市天白区、名東区、日進市の境目にある、整形外科、リハビリ科、リウマチ科、皮膚科、美容皮膚科クリニック、
    梅森台レオ整形外科・ヒフ科 副院長の大口亮子です。

     

    雨が降ったりやんだり、まだまだ蒸し暑い日が続きますね💦

    最近は、多汗症で受診される患者さんも増えています。

    多汗症は体質だとあきらめて受診しない方もまだまだ多いそうです。

    体質だと諦めずに、日常生活でお困りの方は、ぜひ当院を受診してください。

    現在では保険適応の外用剤も増えてきています!

    当院では、顔にも使えるデオドラントジェルや衣類の臭いを軽減するデオドラントスプレーなども扱っております。

    以前のブログも参照ください。

    https://leo-clinic.jp/blog/918/

     

    🌟多汗症に対して保険適応の外用剤は以下の3つがあります。

    ①アポハイドローション;手の多汗症の外用剤

    ②エクロックゲル;わき汗の外用剤

    ③ラピフォートワイプ;シートタイプのわき汗の外用剤

     

    厚生労働省認可のボトックス®の注射は、外用剤でもコントロール不能でお困りの場合、重症の場合には保険適応で行います。

    保険適応で20,000円弱程度(3割負担)となります。

    薬の発注に患者さまのお名前登録が必要なので、当日すぐには行うことができません。

    一度受診していただき、外用剤も使ってもらったうえで、重症度などから適応となるかどうかの判断となります。

     

    このたび、私たちのクリニックでは、

    保険適応ではなく、自費治療で同じくらいの金額でわき汗ボトックスを受けられるように、

    期間限定価格で施術をさせていただきます!

    🌟7月18日(木)~8月31日(土)まで

    韓国製限定、50単位(両わき)、通常44,000円期間限定価格16,500円(税込)にて行います!

    別途、自費の初診代3,300円または再診代1,100円がかかります。

    他の施術のことや脱毛の相談も、ご希望であれば診察時にご相談くださいね。

    麻酔クリームをご希望の場合は別料金となりますが、ほとんどの方は、アイスノンによるクーリングで耐えられるレベルの痛みです。

     

    自費で受けるメリットとしては、

    ①重症度に関わらず、当日に施術できること

    ②病院へ通う時間がない方にとって、1度の注射で6か月ほど発汗抑制に効く効果的な治療

    という点が挙げられます。

     

    お悩みの方は、ぜひご検討ください。

     

    もうすぐ夏休みですね!

    汗を気にせず、いろいろなおしゃれを楽しんだり、

    スポーツやアウトドアでも臭いを気にせず思いっきり楽しめるといいですよね。

     

    では、最後まで読んでいただきありがとうございました☺

     

    芝生の工事

    投稿日時:2024年05月26日

    こんにちは!

    名古屋市天白区、名東区、日進市の境目にある、整形外科、リハビリ科、リウマチ科、皮膚科、美容皮膚科のクリニック、梅森台レオ整形外科・ヒフ科の院長の大口怜央です。

     

    先日クリニックの外構工事が終了しました。駐車場の一部の立ち木が枯れてしまったり雑草が繁殖してしまったりで、この度プロの植木屋さんに介入していただき全面改装する運びとなりました。また第3駐車場の入口はアスファルトで固めて出入りをしやすくして、また斜面は防草シートで覆いました。今はまだ芝生が充分生着していませんが、今後徐々に青々とした芝生に変わっていくと思われます。

     

     

     

     

     

    外回りがすっかりきれいになるとクリニックが開院した頃の初々しい状態となり、大変だったあの頃を思い出して苦笑いしてしまいます。自分もスタッフも初めてのことばかりで右往左往していました(笑) 開院当初から通っていただいている患者様はまだまだ元気に通院してくださっており、当時小さかった子は久しぶりにクリニックに来るとすっかり背が伸びて大人っぽくなり、びっくりさせられます。東京の大学に進学した子もすっかり垢ぬけた姿になって時々遊びに来てくれます(笑) クリニックも自分もそれなりに年を取ったのだなと感慨深いですね。今後もしっかり地域に根差した医療を提供していきたいと思います。

     

    患者様には当院はおしゃれできれいだとよくお褒めの言葉をいただきます。当時の設計士さんや建築会社の方、インテリアコーディネーターの方がこちらの要望を一生懸命聞いて仕上げてくださったクリニックです。これからもスタッフ一同しっかりときれいに管理していきたいと思います。

     

     

     

    産休中のスタッフが遊びに来てくれました

    投稿日時:2024年04月14日

    こんにちは!

    名古屋市天白区、名東区、日進市の境目にある、整形外科、リハビリ科、リウマチ科、皮膚科、美容皮膚科のクリニック、梅森台レオ整形外科・ヒフ科の院長の大口怜央です。

     

    4月に入りすっかり温かくなってきましたね。ぽかぽかして春の陽気は気持ちよく、花は咲いてきれいだし、梅雨が始まるまでの4月5月はとても過ごしやすいので大好きな季節です。花粉症さえなければなお良いのですが…

     

    さて先日産休中のスタッフが赤ちゃんを連れて遊びに来てくれました!赤ちゃんは顔色良く元気に泣いたりうとうとしたり、本当に見ていて飽きないですね~ すっかりママになったスタッフも元気そうで安心しました。夜泣きで大変そうですが体を壊さないように頑張ってほしいものです。

     

    当院は産休、育休システムを整えスタッフの子育て支援を行っております。特に女性にとっては出産は命がけです。少しでも安心して出産に臨んでいただき生まれてきてくれた子どもに精一杯愛情を注げるよう環境作りに微力ながら協力したいと考えています。もちろん男性にも育休を取得してもらい家事・育児に積極的に参加してもらうことができます。

     

    両親から愛されて育った子どもは自己肯定感が高くなると言われています。小さい頃からお父さん、お母さん両方の愛情を一杯受けて、みんなすくすく元気に育っていってほしいですね!

     

     

    子供のアトピー性皮膚炎の治療について

    カテゴリ: 皮膚科

    投稿日時:2024年04月06日

    こんにちは!

    名古屋市天白区、名東区、日進市の境目にある、整形外科、リハビリ科、リウマチ科、皮膚科、美容皮膚科クリニック、
    梅森台レオ整形外科・ヒフ科 副院長の大口亮子です。

     

    今日は、小さなお子さんの重度のアトピー性皮膚炎の治療について、

    新たに保険適応となった薬について紹介していきます。

     

    当院でも、

    「この子はちゃんと外用もしているけれどもこの状態は本人も親御さんも辛いだろうな」

    と思われる重度のアトピー性皮膚炎のお子さんはいらっしゃいます。

     

    何度も言いますが、大人も子供も、アトピー性皮膚炎は、まずは適切な外用治療が基本です。

     

    しかし、それでも、ステロイド外用を強いものから弱くするとすぐに悪化する場合や、

    ステロイドではない、プロトピック軟膏やコレクチム軟膏やモイゼルト軟膏ではコントロールできず、いつまでたってもステロイドが必要な状態(部分的ではなく全身に塗るようなケース)、

    外用剤の副作用で、とびひやヘルペスなどの感染症がしょっちゅう起きてしまう場合、

    どうしても外用剤がヒリつくなどでそもそも塗ることができない場合

    などは、治療強化を考えて良いと判断します。

     

    少なくとも半年間の適切な外用の治療経過をみて、判断します。

     

    現在、注射薬のデュピクセントは、なんと生後6ヶ月の赤ちゃんからアトピー性皮膚炎の保険適応となりました。

    (デュピクセントについては当院ブログを参照ください)

     

    実際、生後6ヶ月でなかなか注射をしてまで・・・という赤ちゃんは当院にはおりません。

    デュピクセントを薦めるほどの赤ちゃんには私はまだ出会っていません。

    当院では、外用のコレクチムやモイゼルトが効く赤ちゃん、多いです。

     

    小学生ではデュピクセントを打っている患者さんはいらっしゃいます。

     

    そして、なんと、JAK阻害内服薬のオルミエントが、2歳から使用できるようになりました!

    これには私もびっくりしたのと同時に本当に良いことと感じています。

    内服薬なので、注射が嫌なお子さんにとっては、嬉しいですよね。

     

    JAK阻害内服薬の全般に言えることは、かゆみに即効性があることが利点で特徴的です。

    逆に、1日でも飲み忘れると痒くなってしまったという患者さんが多いです。

     

    デュピクセントは即効性はありませんが、副作用が少なく、安全性に優れており、肌の質感の改善や長期寛解維持に向いています。

     

    どちらの薬を選ぶべきか、それはやはり皮膚科専門医にお任せください。

     

    余談ですが、専門医資格をめでたく更新しました。

    専門医も一度とったら終わりではなく、5年ごとに更新するためにあれこれがあります。

    一般の方はきっとわからないと思いますが、

    皮膚科学会認定専門医→日本専門医機構認定皮膚科専門医というややこしい専門医の名前になりました。

    これからも頑張ります。

     

    では、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

    このブログが少しでも情報としてお役に立てたなら幸いです。

     

    5周年記念講演会を終えて

    投稿日時:2023年11月27日

    こんにちは!

    名古屋市天白区、名東区、日進市の境目にある整形外科、リハビリ科、リウマチ科、皮膚科、美容皮膚科クリニック、梅森台レオ整形外科・ヒフ科の院長の大口怜央です。

     

    先のブログでお伝えした通り11月3日に開院5周年祭記念講演会を当院にて行いました。テーマは①「骨粗しょう症を知って骨折予防 寝たきり予防のためにできること」と②「脈の乱れを放置しないで! ご存知ですか?心房細動」です。①は自分が15分講演を行い②は岩崎台おおぐち内科ハートクリニック院長の大口志央医師に行っていただきました。多数の方にお越しいただき、また難しいテーマにもかかわらず多くの方々にご質問もいただき非常に有意義な講演会となりました。お忙しい中ご来院いただき誠にありがとうございました!

     

     

    また同時に「医療脱毛相談会」、「スポーツトレーニング教室」、「お医者さん体験会」、「カラダバランス教室」、「ウォーターベッド体験会」も行いこちらも多数のご参加をいただきました。特に来院してくれた子供達が目を輝かせて楽しそうにイベントに参加してくれたことが印象的でとてもうれしかったです。

     

     

     

    今回のイベントは初めての試みで自分もスタッフ達もいかに運営をスムーズに行えるか、来院してくださる方に満足していただけるか必死に考えシミュレーションを重ねて本番の日を迎えました。結果大きなトラブルもなく来院いただいた方からも「楽しかった、有意義だった」「運営がスムーズでびっくり」「普段できない良い体験ができた」「講演会は勉強になった」など多数の高いご評価をいただきました。地域の方々への恩返しを兼ねたイベントだったので、皆さんに満足いただけたようで企画して良かったなと勝手ながら満足しております。特にスタッフの手際良い働きぶりにお褒めの言葉をいただくことが多かったです。自分のクリニックのスタッフを褒められると我がことのようにうれしいですね!

     

    最後にスポーツトレーニング教室に賛同し協力してくださったG-tleの日比野さん、機材を提供していただいたインボディ・ジャパンさん、帝人さん、ポスターを作成してくださったプラネッタさん、きれいなお花を送ってくださったスズケンさん、かりん薬局さん、ひまわり税理士事務所さん、当日お花やお菓子などのたくさんのお祝いをくださった方々、最後にこの5周年祭に協力していただいた全ての方にこの場を借りて厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。

    また機会があればこういった催し物を企画したいと思います。ご期待ください!

     

    アトピー性皮膚炎の治療あれこれ④<ミチーガ、アドトラーザ>

    カテゴリ: 皮膚科

    投稿日時:2024年02月08日

    こんにちは!

    名古屋市天白区、名東区、日進市の境目にある、整形外科、リハビリ科、リウマチ科、皮膚科、美容皮膚科クリニック、
    梅森台レオ整形外科・ヒフ科 副院長の大口亮子です。

     

    今日は、いままでのブログで触れてきていない薬について、紹介します。

    こまかいことを書き始めるとめちゃくちゃ長くなってしまうので、短めにします。。

    (長くなったので何度も書き直してるのです、、😢)

     

    さっそく本題にまいります。

    ①ミチーガ

    こちらも注射剤です。

    IL-31抗体なので、デュピクセントとは違ったところに作用する薬です。

    主な特徴としては、

    月1回の注射でよいこと、

    前治療条件が4週間でよい(デュピクセントは基本的に前治療が6か月の経過が必要)こと、

    とにかくかゆみに即効性があること!

    実際、当院で打たれた患者さんのなかでも、著効した方は1回目の投与後数時間で全くかゆみがなくなったそうです。

    皮疹が軽症だけども、かゆみが辛いような患者さんにおすすめの注射剤です。

    かゆみがなくなってしまうので、外用をさぼらないように注意が必要です。

    また、一部の人では、かゆみがなくなって楽になったのに、見た目には全身の紅斑が悪化するなどの副作用が見られることがあります。

    その場合も、対応していきます。

     

    ②アドトラーザ

    こちらも注射剤です。

    IL-13抗体です。

    デュピクセントがIL-4,IL-13抗体なので、その片方をブロックと思っていただければよいです。

    片方だけブロックなので効果が弱い?と思われるかもしれませんが、

    海外のガイドラインではアトピーの治療薬として、デュピクセントと同等の位置づけとなっており、

    今後、日本のアトピー治療ガイドラインでもデュピクセントと同等の評価となりうるそうです。

    特徴としては、

    デュピクセントよりも結膜炎などの副作用がおこりにくい、という点が挙げられます。

    まだ明確にその理由はわかっていませんが、ILー13だけを抑えることにより、副作用が軽減されると考えられています。

    もともと結膜炎などがひどい患者さんは、デュピクセントよりもアドトラーザを選ぶことを考えたいです。

    ただ、アドトラーザの大変な点としては、

    初回は4本、2週間後からは2本ずつ打っていくので、注射を打たれる回数が多く感じるという点です。

     

    本日はここまでにさせていただきます!!

     

    実はまた今後アトピーの新しい薬(注射)が登場するそうです・・・

    頭がパンクしそうです!

     

    こんなことを書いてみてほしいなど、ご要望があったら教えてくださいね

     

     

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