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梅森台レオ整形外科・ヒフ科
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2024年2月 ドクターブログ一覧

岩崎台おおぐち内科ハートクリニック内覧会

投稿日時:2024年02月12日

こんにちは!

名古屋市天白区、名東区、日進市の境目にある、整形外科、リハビリ科、リウマチ科、皮膚科、美容皮膚科のクリニック、梅森台レオ整形外科・ヒフ科の院長の大口怜央です。

 

先日日進市岩崎台に2/14開院予定の「岩崎台おおぐち内科ハートクリニック」の内覧会にお邪魔してきました。兄である大口志央医師が院長を務め、この度1994年に父である大口貞雄医師が開院した「大口医院」を引き継ぐ形で新規開院することになりました。

 

 

新しいクリニックは待ち時間の少ない予約制、隔離された発熱外来を備え、父と兄のダブルドクターによる診療体制を敷いています。そして何よりの特徴は循環器に特化したクリニックという点です。二人とも循環器を長らく専門にしてきたため心血管系疾患に広く対応でき、また近年医療界で注目されている心臓リハビリにも対応しています。クリニックの2階はリハビリ室になっており、広く開放された明るい空間に高価そうなリハビリ機器が所狭しと並んでいました。

 

心臓リハビリは心不全、狭心症を抱えた方が運動療法や食事療法を通して心臓の機能を高め、病気のコントロールや生活レベルを上げるために行われます。心電図をモニターしながら心臓に過剰な負担をかけずに、安全にかつ効果的に体力や筋力を上げることができます。

心臓の機能は身体の動きの原動力となるところです。自分は循環器は専門外でしたが手術でもリハビリでも心機能は一番注意しなければならないところでした。なぜなら体に負荷がかかることにより不整脈が突然起こったり、血管が狭窄して心筋梗塞を起こしたり、場合によっては突然心停止を起こす危険があるなど全身管理では一番重要で難しいところなのです。岩崎台おおぐち内科ハートクリニックの心臓リハビリでは熟練のスタッフと二人の医師の管理のもと安全にリハビリを行うことができます。大きな病院ではすでに心臓リハビリを備え積極的に患者さんの治療をすすめているのですが、個人のクリニックで導入しているところはまだまだ少ない状況です。地域の病気を抱えた人の力になりたいと兄のたっての希望で今回導入することになりました。心臓の病気や動脈硬化を抱えた方などは是非一度院長先生に相談していただければと思います。

 

院内は患者さんがリラックスできるようにスタイリッシュで落ち着いた色調でまとめられており、また窓は広く、待合室も広く明るく設計されており快適に受診していただくことができるように感じました。内覧会では当院に通院中の患者様にも多数訪れていただきました。ありがとうございました。

 

梅森台レオ整形外科・ヒフ科は岩崎台おおぐち内科ハートクリニックと連携しながら外科的にも内科的にも皮膚科的にも、より患者様の安心安全な医療を提供できる体制を整えて地域の医療に貢献していきたいと考えております。よろしくお願いいたします。

 

 

アトピー性皮膚炎の治療あれこれ④<ミチーガ、アドトラーザ>

カテゴリ: 皮膚科

投稿日時:2024年02月08日

こんにちは!

名古屋市天白区、名東区、日進市の境目にある、整形外科、リハビリ科、リウマチ科、皮膚科、美容皮膚科クリニック、
梅森台レオ整形外科・ヒフ科 副院長の大口亮子です。

 

今日は、いままでのブログで触れてきていない薬について、紹介します。

こまかいことを書き始めるとめちゃくちゃ長くなってしまうので、短めにします。。

(長くなったので何度も書き直してるのです、、😢)

 

さっそく本題にまいります。

①ミチーガ

こちらも注射剤です。

IL-31抗体なので、デュピクセントとは違ったところに作用する薬です。

主な特徴としては、

月1回の注射でよいこと、

前治療条件が4週間でよい(デュピクセントは基本的に前治療が6か月の経過が必要)こと、

とにかくかゆみに即効性があること!

実際、当院で打たれた患者さんのなかでも、著効した方は1回目の投与後数時間で全くかゆみがなくなったそうです。

皮疹が軽症だけども、かゆみが辛いような患者さんにおすすめの注射剤です。

かゆみがなくなってしまうので、外用をさぼらないように注意が必要です。

また、一部の人では、かゆみがなくなって楽になったのに、見た目には全身の紅斑が悪化するなどの副作用が見られることがあります。

その場合も、対応していきます。

 

②アドトラーザ

こちらも注射剤です。

IL-13抗体です。

デュピクセントがIL-4,IL-13抗体なので、その片方をブロックと思っていただければよいです。

片方だけブロックなので効果が弱い?と思われるかもしれませんが、

海外のガイドラインではアトピーの治療薬として、デュピクセントと同等の位置づけとなっており、

今後、日本のアトピー治療ガイドラインでもデュピクセントと同等の評価となりうるそうです。

特徴としては、

デュピクセントよりも結膜炎などの副作用がおこりにくい、という点が挙げられます。

まだ明確にその理由はわかっていませんが、ILー13だけを抑えることにより、副作用が軽減されると考えられています。

もともと結膜炎などがひどい患者さんは、デュピクセントよりもアドトラーザを選ぶことを考えたいです。

ただ、アドトラーザの大変な点としては、

初回は4本、2週間後からは2本ずつ打っていくので、注射を打たれる回数が多く感じるという点です。

 

本日はここまでにさせていただきます!!

 

実はまた今後アトピーの新しい薬(注射)が登場するそうです・・・

頭がパンクしそうです!

 

こんなことを書いてみてほしいなど、ご要望があったら教えてくださいね

 

 

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