ドクターブログ

梅森台レオ整形外科・ヒフ科
ドクターブログです

7月1日からの美容皮膚科の一部料金改定

カテゴリ: 美容皮膚科

投稿日時:2023年06月25日

こんにちは!

名古屋市天白区、名東区、日進市の境目にある、整形外科、リハビリ科、リウマチ科、皮膚科、美容皮膚科クリニック、
梅森台レオ整形外科・ヒフ科 副院長の大口亮子です。

 

昨今の世界情勢から、美容皮膚科で使用する原材料のコストアップが続いております。

大変心苦しいのですが、7月1日より一部の料金を改定させていただきます。

一部、値下げの施術もありますよ!!

 

新料金は以下のとおりです。すべて税込み価格です。

①ヴァンキッシュME

4回セット 44,000円

※4回セットを手軽な料金で施術をさせていただきます。

 

②ダーマペン

ベーシック 鼻のみ 13,200円

ヴェルベットスキン 鼻のみ 16,500円

アグレッシブ 鼻のみ 14,300円

※鼻の料金をすべて値上げとさせていただきます。ほかの部位は現行通りです。

 

③ボトックス

眉間+目じりセット ボトックスビスタ 38,500円

BTS-A9 29,700円

※お得なセット料金を作りました。時間帯に関わらず一律です。

 

④リフテラ

全顔1回 7500ショット 49,500円

全顔1か月リピーター 7500ショット 44,550円

全顔3回セット 7500ショット×3回 125,400円(41,800円/回)

目回り 2000ショット 19,800円

※特別なトレーニングを受けたスペシャリティナースによる安全な施術となります。

※これまでよりもショット数が増え、顔で気になる左右差に合わせて打ち方の調整が可能です。

※ナース施術になったことにより、これまでよりもご予約が取りやすくなると考えております。

 

改定されるものは、以上です。

 

リフテラは、現在も多くのリピーター様にご予約をいただいております。

すでにご予約いただいているお客様については、予約日より前に当院から電話でご連絡をいたします。

その際に、旧料金適用の有無についてのご案内がありますので、お待ちください。

 

今後も、お客様のニーズを的確に把握し、ひとりひとりに適した施術を、確かな技術力を持って提供できるよう、努めてまいります。

 

では、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

足底筋膜炎の治療

カテゴリ: リハビリ 整形外科

投稿日時:2023年06月07日

こんにちは!

名古屋市天白区、名東区、日進市の境目にある整形外科、リハビリ科、リウマチ科、皮膚科、美容皮膚科クリニック、梅森台レオ整形外科・ヒフ科の院長の大口怜央です。

本日はしつこい踵や足の裏の痛みの原因となる足底筋膜炎の治療法についてご紹介いたします。

 

「足底筋膜炎」は足の裏にある筋肉の分厚い膜である足底筋膜に炎症を起こして痛みを発症する疾患です。原因は長時間の立位、歩行、スポーツによって足底筋膜に過剰なストレスがかかることによって発症します。また合わない靴を履いていたり、土踏まずが盛り上がらない偏平足の方にも発症しやすい疾患です。痛みの出る部位は足の裏の踵部が好発部位ですが土踏まずや足底の先端部など様々な部位に発症します。

 

治療としては負担がかかることによって発症する炎症が原因なので、当然「安静」が一番なのですが、足は日常生活で常に体重を支えてくれているため安静に保つことが難しく、常に荷重歩行による負担にさらされてしまいます。仕事をされている方、日々忙しい方などはなお安静が難しく、一度発症すると歩くたびに足底に痛みを感じるため大変ストレスになります。

「安静」以外のの治療としては…

 

①薬物療法 湿布や消炎鎮痛薬(痛み止め)の使用

②靴の調整 靴のインソールの作成、踵にクッション性の素材を入れるなどの対応

③リハビリテーション 足のストレッチ、マッサージ、足底筋の筋力トレーニング、テーピング指導

④体外衝撃波治療法

 

当院では最新の治療である「体外衝撃波治療機器」を導入しております。これは特殊な衝撃波を患部に照射することによって痛みの伝達物質を破壊し、組織の再生を促し痛みを改善させる治療です(画像参照)。副作用がほとんどなく、未成年にも使用できる優れものです。当院では保険適応内で治療を行っており、日を改めてtotal5回照射します。しつこい踵の痛みが取れるため患者様からは大変ご好評をいただいております。施術は予約制となっており、まずは院長である私の外来を受診してください。

 

 

歩行は日常生活で欠かせない動作であり、痛みを我慢しながらの生活は大変ストレスを伴います。長引く痛みに悩んでいる方は是非一度当院にご相談ください。

 

手の多汗症のあたらしい治療薬

カテゴリ: 皮膚科

投稿日時:2023年05月27日

こんにちは!

名古屋市天白区、名東区、日進市の境目にある、整形外科、リハビリ科、リウマチ科、皮膚科、美容皮膚科クリニック、
梅森台レオ整形外科・ヒフ科 副院長の大口亮子です。

 

前回ブログで多汗症の治療について書きました。

https://leo-clinic.jp/blog/918/

 

今回は、6月1日に新しく発売される手掌の多汗症の治療薬について紹介します☻

名前は「アポハイドローション20%

手汗で悩む患者さんにとって、保険適応の外用治療薬が発売開始となったことはとても嬉しいことです。

 

薬の作用の仕方を説明します。

アポハイドローションの有効成分である「オキシブチニン塩酸塩」が、

手掌のエクリン汗腺に発現しているムスカリン受容体に結合することにより、

汗を出す信号の「アセチルコリン」が受容体に結合することを防ぐ=「抗コリン作用」を発揮し、汗を抑えます。

説明、難しいですかね💦

 

塩化アルミニウムローション(自費、当院と連携の薬局では1本500円程度)が、物理的に汗腺をふさぎ発汗を防ぐものだとすると、

アポハイドローション(保険適応)は、薬物の作用で発汗にみちびく信号そのものを止めると思ってください。

腋窩多汗症のエクロックゲルやラピフォートワイプと同じような作用機序となります。

 

塗り方は、1日1回就寝前に両手をすりあわせて塗ります

ほぼ透明のローションでさらっとした使用感で、すぐに乾いてくれます。

 

成人だけでなく、小児のお子さんも使えるのですが、

注意したいところは「その手は洗い流さないですぐに寝ること

起床するまで眼などにふれないようにすること

これを守っていただけるならば、お子さんも使えます。

 

抗コリン作用を有している薬なので、目に入ってしまうと眼の調節障害などが起きてしまう可能性があります。

そのほかの副作用としては、外用による皮膚炎(かぶれ)、

抗コリン作用によって、口渇感なども頻度は5%以下と少ないですがありえます。

 

新薬なので、1年間は1回の診察につき2本(2週間分)ずつしか処方できませんので、

ご留意ください!!

 

新薬を処方する際には、

医師は、使った患者さんの効果のほかにも、副作用のチェックなどが必要となっており、

副作用がでた場合には製薬会社に報告しているのです。

なので、ご足労かけますが、2週間おきに来てくださいね。

新しい薬をつかってみて、どうだったか、診察のときにぜひ教えてください!!!

 

では、最後まで読んでいただきありがとうございました💙

 

 

 

 

アトピー性皮膚炎の治療あれこれ②<デュピクセントとJAK阻害内服薬>前編

カテゴリ: 皮膚科

投稿日時:2023年04月27日

こんにちは!

名古屋市天白区、名東区、日進市の境目にある、整形外科、リハビリ科、リウマチ科、皮膚科、美容皮膚科クリニック、
梅森台レオ整形外科・ヒフ科 副院長の大口亮子です。

 

本日は、「これまでの治療で効果が不十分なアトピー性皮膚炎」の治療薬である、

デュピクセント(抗IL4、IL13受容体モノクローナル抗体・注射剤)

リンヴォック(JAK1阻害内服薬)

オルミエント(JAK1/2阻害内服薬)

サイバインコ(JAK1阻害内服薬)

について、簡単にご紹介します。

 

まず、これらの治療薬を使うかどうかは、どちらかというと医師側から提案することが多いです。

ときどき他院かかりつけの患者さんが、上記治療を希望して当院へ来院されますが、

いったんは外用剤を変えてみたり、内服薬を変えてみたりして、湿疹がよくなって、結果的に使わずに済む人もいます

 

基本的に、「半年間」「強いステロイド外用剤」をしっかりと塗っていても改善しない人、というのが条件としてあります。

ほかには、灼熱感などでどうしても外用剤が使えない方も対象となります。

 

なので、いきなり当院へ来ていただいても当日に「じゃあやりましょう」とはなることは、ありません。

これまでの治療内容がわかるお薬手帳や紹介状などを持参してきていただくようお願いいたします。

そのうえで、条件があてはまり、症状がひどければ、当日から上記治療の話をすることもあります。

 

そして、すべての薬がかなり高額です💦

(※薬価改定により今後変動はありえます)

ひと月分のJAK阻害内服薬の薬代は、3割負担の方で、43000円前後くらいです。

デュピクセントは少し薬価が下がったので、1本が3割負担の方で18000円前後であります。

(月2本で36000円前後、月3本の場合は54000円前後)

 

医師からも薦められて、使ってみたいけども、金額面で不安・・・という場合は、

国の高額療養費制度の対象ともなっていますので、一度調べてみてください。

以下に厚生労働省の高額療養費制度についてのサイトをのせておきます。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/juuyou/kougakuiryou/index.html

 

当院では、JAK阻害内服薬をはじめるにあたって必須である、

①血液検査(結核を含む)

②胸部レントゲン検査

が院内で当日にできます!!

整形外科と一緒のクリニックなので(通常の皮膚科ではレントゲンはありません)胸部レントゲンが当日とれます。

すべての検査結果の説明は1週間後にさせていただいており、最短で結果説明をした日から投与開始できます。

 

私自身も、院内ですべての検査ができるので、

デュピクセントとJAK阻害内服薬の使い分けにもだいぶ慣れていると自負しております。

「デュピクセントは検査もいらず、効き目もよく、非常に良い注射剤だが、

JAK阻害内服薬のほうが、より効き目が速く、症状が落ち着いたら減量もでき、中止も1年以内に検討もできるので、JAK阻害内服薬を選択したほうがよいのではないか」

「JAKもよいけど、もともとヘルペスもできやすいし、にきびもあるし、デュピクセントのほうが副作用は少なく安全かもしれないですね。まずはデュピクセントからやってみましょうか」

などと、患者さんと相談しながら、症状に合わせて、治療計画を立てています

 

それ以外にも、薬剤の選択には、患者さんの通院できる頻度もかなり関係してきます。

JAK阻害薬は定期的に採血をして、血球減少などの副作用が起きていないか確認する必要があります。

当院にかかっている患者さまはきちんと検査をうけてくださっており、

いまのところ重篤な副作用で中止となった患者さまはいません。

ただ、アトピーの湿疹がよくなっても、ヘルペスやにきびがひどくなる人はいます。

それに対しても治療を行います。

 

めちゃくちゃ長くなってきました・・・目がバキバキになってきました・・

とりあえずここまでを<前編>としていったん終わりにさせていただきます。。

 

次回は、JAK阻害内服薬のそれぞれの特徴などもお知らせしたいと思います。

ここまで読んでいただき、ありがとうござました。

 

 

アトピー性皮膚炎の治療あれこれ①<外用剤>

カテゴリ: 皮膚科

投稿日時:2023年03月16日

こんにちは!

名古屋市天白区、名東区、日進市の境目にある、整形外科、リハビリ科、リウマチ科、皮膚科、美容皮膚科クリニック、
梅森台レオ整形外科・ヒフ科 副院長の大口亮子です。

 

最近では暖かい日も増え、さくら🌸もちらほらと芽がでてきましたね。

お花見しながら食べ歩き、なんてこともようやく今年はできるのでしょうか☺

 

さて、これまでもアトピー性皮膚炎の治療についてはブログで何度か書いてきましたが、

https://leo-clinic.jp/blog/701/

本日は、さらに進化しつづけるアトピー治療薬について、簡単に紹介します。

まずは外用剤について。

実際に使っている患者さんたちの経過なども含めてお話します。

 

まずは、以前ブログで紹介した「コレクチム軟膏」ですが

https://leo-clinic.jp/blog/581/

なんと、生後6か月のお子さんから使用が可能となりました。

これにより、どうしてもステロイド外用を使わないと肌が荒れてしまう赤ちゃんでも、

コレクチムを毎日1日2回しっかりと使うことでなんとか悪化せずに(ステロイド外用を使う量を減らせる)いけるようになりました。

そうは言っても、冬場の乾燥がひどい時期や汗などで悪くなる部位に対しては、ステロイド外用をやはり使います。

ですが、2歳未満の小さなお子さんでもステロイドに変わる治療外用剤があるということは、

「ずっとステロイドを塗り続けていいんだろうか」と不安を持つ親御さんたちにとって、とてもうれしいことです。

実際、切り替えてみるとうまくいくケースも多く、大人よりもむしろ乳児は適応としてよさそう、と感じています。

(大人は、人によってはヘルペスが出やすくなってしまったりします😢)

コレクチム軟膏は、生後6か月~2歳までのお子さんでは1日1本(5g)まで、

2歳以上であれば1日2本(10g)まで最大の使用量となっております。

 

そして、もうひとつ、「モイゼルト軟膏」(PDE4阻害薬)という外用剤もあります。

こちらは、コレクチム軟膏(JAK阻害薬)とは違った機序で、アトピー性皮膚炎の炎症をおこす物質を抑える外用剤です。

これもステロイド外用である程度落ち着いてきた場合、切り替えを提案することが多いです。

ステロイドをぬることに抵抗がある小さなお子さん(親御さん)では、

モイゼルト軟膏だけでもステロイドよりは時間がかかりますが)ゆっくりと改善してくるケースがあります。

日本で開発された外用剤であり、1.0%と0.3%製剤の2種類ありますが、

どちらも2歳以上のお子さんから使えて、1回に塗る本数の制限もとくにありません。

自分自身も軽いアトピーがあるのでモイゼルトを使用してみた印象では、

軟膏特有のべたつきや刺激が少なく、チューブも柔らかくて10gと大きいので、とても塗りやすいと感じました。

患者さんのなかには、プロトピック軟膏やコレクチム軟膏は刺激があって使えなかったけれど、

モイゼルト軟膏では刺激なく毎日使用できている方もいます。

 

コレクチムもモイゼルトも、即効性がないので、悪化させないために、毎日塗り続けることが大切です。

 

もちろん、だいぶ昔からある「プロトピック軟膏」(タクロリムス)の存在意義は大きいです。

新しい外用剤がどんどんでてきても、プロトピックが良い、と判断するケースがあります。

2歳以上のお子さんから使えます。

上記の2種と異なり、湿疹が落ち着いている場合には、週1-2回の外用でも効果があります

実際、そのような使い方で、長年苦しんでいた赤ら顔が改善し、落ち着いている方も多いです。

 

ステロイド以外の外用剤をどう使いわけているか・・・

そこは明確に学術的に決まっているわけではありません

これまでの治療経過や現在の皮疹の状況、

塗る頻度や副作用のリスクの有無など、いろいろな側面から選択します。

「ブログを読んで来院したのに新しい外用剤を薦めてくれなかったわ!」と思わないでくださいね💦

 

アトピー性皮膚炎の新しい外用剤について、簡単に紹介しました。

次回は、当院でも治療可能な

デュピクセント、ミチーガ、リンヴォック、オルミエント、サイバインコ

についてのブログを書くつもりです!!

 

では、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

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